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介護士は見た!独身老後のリアル~寝たきりAさんの場合~

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こんにちは。プロしあわせちゃん(@shiawasechannet)です。

40代バツなし独身子なし。現役訪問介護ヘルパーです。

 

美人さん

老後に不安があるけれど、いまいちリアルに想像できない…でも不安…でもリアルじゃない…でも……

 

悶々としてる独身者、いますか?

数年前の私です。一人ぼっちの己の老後が不安で、己の老後に備えるため、介護業界に足を踏み入れました。

介護業界で老人と接するうちに、不安は消えてきました。

老後をリアルに捉え、対策を考えられるようになってきたからです。

今回は、私が出会った「独居老人の様子」を記します。

老後をリアルに捉え、対策を考えられる参考になれば幸いです~

 

この記事はこんな人におすすめ
  • 老後が不安な独身者!
  • 独居老人のリアルを知りたい人!



80代、独身女性の話

利用者のAさんは80代女性。独身。

一軒家で一人暮らしをしています。

足の骨折をくり返したことが原因で、ほぼ寝たきりの状態となりました。

施設入居は金銭的に困難。訪問介護ヘルパーが一日数回訪問して、身の回りの手助けをしています。

ベッドから起きあがる、座る、食べる、着替える、排泄(オムツ交換)、歯を磨く、髪をとかす、顔を拭く…

Aさん一人ではできません。全てヘルパーとの共同作業です。

 

介護関係者以外で、Aさん宅を訪れる人はいません。

Aさんにはお姉さんがいますが、高齢のため、外出は難しいとのこと。

友人知人、地域の人々との交流もありません。

 

Aさんの願いは、「また一人で歩けるようになること」です。

ヘルパーがいない間に一人で動こうとして、ベッドからずり落ちることが何度もありました。

骨折をくり返したのはこのせいです。

救急車や警察にも、何度もお世話になっています。

 

Aさんのベッドには、柵が取り付けられることになりました。(※「虐待」にならないよう配慮されています)

介護担当者たちによって決定されたことです。

Aさんはヘルパーに訴えます。「柵を外して欲しい」「ケガしても自己責任だから」「自由にさせて欲しい」

しかし、ヘルパーは柵を外すわけにはいきません。

柵を外せば、Aさんはまた骨折してしまうかもしれない。

「自己責任」と本人が口にしても、実際に事故が起こった場合、責任を取らされるのはヘルパーであり、介護関係者です。

ヘルパーにも介護関係者にも、人生があります。生活があります。

Aさんのためだけに、大きな責任を負うことはできません。

ヘルパーが訪問する度、Aさんは叫びます。「柵を外して!」「自由にさせて!」

ヘルパーも徐々に精神がマイってきます。ネガティブな思考がわいてきます。

「まるでこちらが悪者みたいに扱われて、親切に対応するのがバカらしくなる」「あとは死ぬだけのこの老人を、税金を使ってまで介護してやる必要があるのか」「食っては糞尿をたれ流すだけの日々、生きている価値はあるのか」…

介護関係者、病院、警察…

Aさんに関わる人たちの中で、Aさんの「生」を積極的に望む人はいないでしょう。

Aさんは、誰からも望まれないまま、生きている。

 

例えば、Aさんに、夫や子どもなどの「家族」がいたらどうでしょう。

関係は良好だと仮定します。

家族は、Aさんの「生」を積極的に望んでくれるでしょう。

誰かから「生きていて欲しい」と思われることは、人生の光となります。

「また一人で歩けるようになりたい」「柵を外して欲しい」というAさんの願いについても、家族は力になってくれるでしょう。

「自己責任だから自由にさせて欲しい」

家族から交渉されたら、介護関係者もAさんのために動きやすくなります。

家族が責任を担ってくれるからです。

 

老後の生活は、家族がいるかいないかで大きく変わります。

結婚や出産をしても、離縁や死別で一人になる可能性はあります。

独身者の場合は、ほぼ100%、老後を一人で生き抜かなくてはなりません。

健康のままぽっくり逝ける保証があるならいい。

でも、もしも、一人ぼっちで寝たきりになったら…

Aさんみたいになったら…

 

  • 一人ぼっちにならない備え…
  • 寝たきりにならない備え…
  • 一人ぼっちで寝たきりになっても願いを叶えられる備え…
  • 幸せでいられる備え…

 

日々考える、43才バツなし独身子なしの私なのでした。

(※守秘義務の観点から設定を多少アレンジしています。Aさん、ありがとうございます)

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