こんにちは。しあわせちゃん(@shiawasechannet)です。
40代バツなし独身子なしです。現役の訪問介護のヘルパーです。
美人さん
訪問介護ヘルパーに興味がある40代、いますか?
去年の私です。訪問介護ヘルパーに興味があるものの、不安でいっぱいでした。
勇気を出してやってみました。
40代、介護仕事未経験、体力のない私でも大丈夫でした!
経験を元に「訪問介護ヘルパーの仕事(内容、なり方、給料など)」を記します。
わかち合えればうれしいです、参考になれば幸いです~(※アイキャッチ:Andrew MartinによるPixabayからの画像)
- 「訪問介護ヘルパー」に興味がある40代!
- 「訪問介護ヘルパー」を既にやっていて他のヘルパーの事情も知りたい人!
目次
「訪問介護ヘルパー」とある1日
私の場合のとある1日です。
5:00~ | 起床 |
6:40~ | 自転車移動 |
7:00~8:00 | (1件目)身体介護 |
8:00~ | 自転車移動 |
8:30~9:20 | (2件目)身体介護&生活援助 |
9:20~ | 自転車移動 |
9:30~10:30 | (3件目)身体介護&生活援助 |
10:30~ | 自転車移動 |
10:45~12:20 | 休憩 |
12:20~ | 自転車移動 |
12:30~13:20 | (4件目)身体介護&生活援助 |
13:20~ | 自転車移動 |
13:30~14:00 | (5件目)身体介護 |
14:00~ | 自転車移動 |
14:30~16:30 | (6件目)身体介護&生活援助 |
16:30~ | 自転車移動 |
17:00 | 帰宅 |
上記のスケジュールで週に2日働いています。
月の手取り7万円ほどです。
私の場合、日数を減らすかわりに1日のスケジュールをみっちり組んでもらっています。
1日のスケジュールをゆるめ(1日2件くらい)にして、たくさんの日数働く人もいます。
- 収入がいくら必要か
- 自分の体力や生活ペース
を考えて、事業所に相談してシフトを決めてもらいます。
「訪問介護ヘルパー」基本情報
仕事内容
高齢者や障害者の家を訪問。生活の手伝いをします。
仕事内容は大きく2つにわかれます。
- 「生活援助」
- 「身体介護」
「生活援助」は、調理、洗濯、掃除、買い物代行など。家事方面を手伝います。
「身体介護」は、食事、入浴、排泄、更衣、口腔ケア、体位変換など。利用者の体に触れるものです。
その他、外出の手伝いをする「ガイドヘルパー」もあります。
給料
事業所によって違います。
私が登録しているところは、
社員 |
|
パート |
|
他の事業所のヘルパーから「高給!」と驚かれます。
たぶん、訪問介護業界ではかなり良心的な方です。
私が登録している事業所では「処遇改善手当」が時給に含まれています。なので時給が高めです。
時給は安くても、後日「処遇改善手当」が別途支給でもらえるところもあります。
「処遇改善手当」がヘルパーに全く支給されないところもあります。
面接時に確認が必要です。
- 介護職員のための国からの交付金です
- 使用方法に制限はなく、事業所によって給与・ボーナス・福利厚生などに使われます
- 交付金を受けていない事業所もあります
年齢
訪問介護業界で、40代は若手です。
利用者からも他のヘルパーからも「若いねえ」と言われまくります。
といっても、40代は世間的には立派な中年。社会経験もあるし、おばちゃんの図々しさもあります。
利用者宅で利用者と2人きりでも、怯むことなく仕事ができます。
体力も、若い頃に比べると落ちるけど、50代、60代のお姉様方よりはあります。
40代は、ヘルパーとしてちょうどいい年頃。
重宝されます。
向いている人
「マイペースな人」「ガサツな人」が向いています。
介護学校では、「利用者のことを第一に考え、利用者に寄り添いましょう」「細かいことにも配慮できるヘルパーになりましょう」と教わります。
そんな繊細な人は続きません。ストレスでやられます(笑)
ヘルパーに限らず、仕事には「鈍感力」が必要です。
「訪問介護ヘルパー」になるには?
- 資格取得
- 事業所を選ぶ
- 業務開始
1つずつ見ていきましょう。
1.資格取得
「介護職員初任者研修」以上の資格が必要です。
施設は資格がなくても働けます。
訪問介護のヘルパーは資格が必要です。
基本一人で利用者宅を訪れ、一人で介護をします。
技術や知識、咄嗟の判断力がいります。
なので、有資格者のみが業務にあたれます。
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2.事業所を選ぶ
訪問介護の事業所に「社員として就職」or「パートとして登録」します。
パート登録の場合、
- 家の近所の事業所を選ぶこと!
- 最初は週に2日くらいゆるーく働いてみること!
をおすすめします。
理由を解説します。
家の近所の事業所を選ぶこと!
「パート登録」のヘルパーの場合、自宅から利用者の家に直接向かいます。「直行直帰」です。
利用者宅のほとんどは、事業所近辺に存在します。
事業所が自宅から遠いということは、利用者宅も自宅から遠いということ。
移動がめちゃめちゃ大変です。
事業所に顔を出さなきゃいけないことも多いので、近所を選ぶとラクです。
最初は週に2日くらいゆるーく働いてみること!
事業所との「相性」ってあります。
相性が悪かったとき、がっつりシフトが入っていたら辞めづらいです。
相性が悪いのに働き続けると、ストレスでやられてしまいます。
相性を見極めるまでは、いつでも辞められるくらいゆるーく働くのがオススメです。(収入の問題もありますが)
面接で、「やっていけるかどうか最初は様子見したい」と伝えるのもいいです。
介護業界は常に人手不足。強気で大丈夫です。
3.業務開始
「同行」といって最初は先輩についていきます。
「同行」の間、時給は安くなります。
いい事業所は、不安がなくなるまで「同行」をしてくれます。
余裕がない事業所だと「同行」は1回限り。全くやってもらえないところもあります。
初対面の利用者のところに一人で行って、一人でいきなり仕事をこなす…
ムリですよね?
教育体制が整っている事業所を選びましょう。
「訪問介護ヘルパー」メリット・デメリット
メリット
- 職場の人間関係がラク!
- 自由に動ける!
- 日本全国いつでもどこでも働ける!
- 親や自分の老後への備えができる!
1つずつ見ていきましょう。
職場の人間関係がラク!
直行直帰なので、職場の人と会う機会はほとんどありません。
たまに「同行」や「2人介助」で嫌な先輩に遭遇することがあります。
せいぜい1時間くらいです。
その他で会うことはないので気がラクです。
「施設で働いたけど人間関係がしんどくて訪問介護に転職した」という方は多いです。
自由に動ける!
訪問時間さえ守れば、他の時間は何しようが自由です。
日本全国いつでもどこでも働ける!
訪問介護のヘルパーは日本全国で不足しています。
いつでもどこでも仕事が見つかります。
親や自分の老後への備えができる!
人間は全員高齢者になります。
自分も親も姉妹も友人もみんなです。
介護の「知識」「技術」「経験」があると、とても心強いです。
デメリット
- 移動が大変…
- 給料が不安定…
- 責任が重い…
- セクハラ・パワハラ…
- 休みづらい…
- スキルアップが難しい…
- ストレスが溜まる…
1つずつ見ていきましょう。
移動が大変…
自転車移動の場合は、雨がとにかくめちゃめちゃ大変です。
夏の猛暑もこたえます。
心折れます。
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給料が不安定…
利用者は高齢なので、「通院」「入院」がしょっちゅう発生します。
その場合は訪問キャンセルとなり、仕事がなくなります。
担当利用者が「死亡」した場合も、仕事がなくなります。
「パート登録」のヘルパーは時給制なので、仕事がなくなると給料もなくなる。不安定です。
責任が重い…
利用者宅を一人で訪問します。
何かあったとき、咄嗟に助けてくれる人はいません。
責任を感じます。
セクハラ・パワハラ…
糞じじいによるセクハラ、パワハラは結構あります。
密室なので怖いです。
すぐに上司に報告します。
対応してくれないならその事業所は糞です。とっとと辞めましょう。
休みづらい…
施設には複数人の職員がいます。
自分一人が休んでも他がカバーしてくれます。
問介護のヘルパーは1対1の仕事です。
自分が休むと、そのぶんの代替ヘルパーが絶対に必要です。
どこの事業所でもヘルパーは足りていません。急に出勤してくれるヘルパーはいません。
めちゃめちゃ休みづらいです。
スキルアップが難しい…
施設なら先輩から技術を教えてもらったり、真似できます。
訪問介護のヘルパーは一人仕事なのでそれができません。
自分で改善改良するしかありません。
ストレスが溜まる…
訪問介護のヘルパーに限らず、対人職はみんなそうかもしれません。
利用者ごとに性格や価値観が違います。
Aさんに喜ばれたから、良かれと思ってBさんにやってあげたら、Bさんから怒られたり…
「正解」がないから大変です。
単純に性格悪い奴もいますし。
ストレスは溜まります。
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今回のまとめ
私はいま、週に2日訪問介護のヘルパーをしています。
以前は週に5日働いてました。
週に5日の頃は、「デメリット」を強く感じていました。
週に2日の今は、「メリット」を強く感じます。
週に2日くらいの副業としてなら、訪問介護のヘルパーはおすすめです。
しあわせちゃん
タコ師匠