こんにちは。しあわせちゃん(@shiawasechannet)です。
40代バツなし独身子なしです。
美人さん
考えている人、いますか?
先日NHKでドキュメンタリー番組をやっていました。
- 番組タイトル:タイムリミット
- 特集:1人暮らし 高齢の親が迎える人生の決断!
- 放送:2020年3月23日(月)22時~
- 出演者:大久保佳代子、マキタスポーツ
- 内容:定年の日、試験日、結婚式、一生の中で、誰もが、人生を変えるようなタイムリミットを迎えるときがくる。その時、人は何を思い、どう行動するのか?今回の主人公は、子供と離れ1人で暮らす89歳の女性。体調を考え、1人暮らしをやめるように迫られた時、どうするのか?子供と同居?近居?施設に入る?果たしてその決断は…?高齢の親を持つゲストの大久保佳代子、マキタスポーツもドキドキ!?あなたならどうする?必見!
私は5月16日(土)の再放送で見ました。
深く心に響いたので内容を共有します!感想も記します。
わかち合えればうれしいです、参考になれば幸いです~(※アイキャッチ:NHK「タイムリミット」公式ページより)
- 高齢の親が心配な人!
- 一人暮らしの親が心配な人!
- 己の老後が不安な人!
- 社会問題に興味がある人!
- 番組を見て、他の人の感想が知りたい人!
目次
NHK「1人暮らし 高齢の親が迎える人生の決断!」内容
番組概要
ナレーションで番組の趣旨が説明されます。
ナレーション「あー時間がないどうしよう。そんな経験したことありますよね?生きていると様々なタイムリミットが目の前に。あなたには今どんなタイムリミットが?そんな誰もが直面するタイムリミットを取り上げるのがこの番組。迫りくるタイムリミットを前に人はどんな選択をするのか。ちょっと覗いてみましょう」
スタジオには大久保佳代子さんとマキタスポーツさんがいます。
今回のタイムリミット
主人公の紹介
主人公は前田教子(まえだたかこ)さん。89歳。
夫の忠夫さんは、2年前、86歳で逝去。
教子さんは1人暮らしになりました。
1人暮らしの様子
教子さんが住んでいるのは愛知県豊田市です。
家は。建築関係の仕事をしていた夫が設計した一戸建て。築32年。鉄筋コンクリート造りの平屋。24畳のリビングと6畳の和室が2部屋あります。
- 風呂場は中で倒れてもわかるようガラス張り
- キッチンには外に直接つながるダストシュート設置
など、老後の暮らしのための工夫もたくさんしてあります。
夫の介護
教子さんは、夫の忠夫さんと27歳で結婚。およそ60年一緒に暮らしました。
最後の10年間は忠夫さんが認知症を発症。
教子さんには娘と息子がいますが、離れて暮らしています。
娘と息子の手は借りず、教子さんが1人で介護をしました。
心地いい1人暮らし
夫が亡くなってはじまった教子さんの1人暮らしは、予想外に心地いいものでした。
夕食は毎晩ワインとおつまみ。
テレビを見ながら1時間以上かけてのんびり食事します。
耳が遠いためテレビは大音量です。大きな音を出しても、誰からも文句は言われません。
この快適な1人暮らしは夫がプレゼントしてくれたものだと思える程、教子さんは1人暮らしを満喫しています。
この家で、残りの人生を全うするつもりでした。
ところが…
半年前、教子さんは救急車の世話になりました。
高血圧です。気分が悪いから血圧を測ったら190を超えていたのです。
その後も高血圧は続き、2度入院。
心配した子どもたちから、1人暮らしをやめるよう言われます。
教子さん、決断の時です。
今後どうするのか?
1か月後の2月11日の夫の誕生日までに決断することになりました。タイムリミットです。
スタジオトーク
データ紹介
高齢者の1人暮らしについてのデータが紹介されます。
- 1人暮らしの高齢者は全国で627万人以上(平成29年国民生活基礎調査)
- 女性高齢者の5人に1人は1人暮らし。
高齢者の街頭インタビューも放送されます。
Q、一人暮らしにどんな不安があるか?
A、
- 転んだりする
- 住居が3階だけどエレベーターがないからどうするか
- 地震とか火事が怖い
- アパートを貸してもらえない
大久保さんとマキタさんの場合
大久保佳代子さんとマキタスポーツさんの場合も紹介されます。
- 大久保さんの家の場合
両親は愛知県で2人暮らしをしている。母親77歳、父親82歳。今後どちらか1人になった時が心配。
- マキタさんの家の場合
現在は両親ともに亡くなっている。が、教子さんの状況と似たようなことがあった。
先に母親が亡くなり、父親が一人になった。高齢男性の1人暮らしは心配なので、近くに住んでもらおうと計画した。兄弟4人で検討している最中に、父親は倒れて亡くなったとのこと。
大久保さんは、「(教子さんの)子どもの気持ちわかるんですよね。親をこのまま一人で暮らさせといて、倒れたまま助からなかったらどうしようとか、一生後悔するじゃないですか」と話しました。
教子さんの選択と葛藤
教子さんの選択肢の紹介
教子さんが1人暮らしをあきらめる場合の選択肢が示されます。
- 東京にいる娘(59歳)と同居
- 息子(61歳)と同居(所在地は紹介されず)
- 娘か息子と近居
- 娘か息子が実家に戻る
- 高齢者施設に入居
娘との同居について
教子さんと娘の千里さん(59歳)には確執があります。
千里さんは12年前に離婚しましたが、教子さんは離婚に猛反対していました。
その離婚問題がきっかけでわだかまりができ、10年近く音信不通になりました。
ようやく連絡が取れたのは忠夫さんが亡くなる直前。
千里さんは20歳年下の彦一郎さん(39歳)と再婚していました。
突然出て行ったあげくわけのわからない男と再婚した娘に対して、教子さんは怒っていました。
娘の千里さんとの同居は難しそうです。
息子との同居について
息子の嫁はとてもいい人とのこと。
それがかえってしんどいと教子さんは話します。
お互いに気を遣うからです。
有料老人ホーム
教子さんが考えたのは有料老人ホームでした。
が、個室代が月16万円。その他洗濯代等の雑費を含めると最低月20万円はかかります。
教子さんの収入は年金です。国民年金で月5万円強です。
元気なので介護保険の支援もありません。
経済的に入居は困難。
選択肢が消えていきます。
お試し同居
意外な申し出
1月中旬。教子さんに意外な申し出があります。
東京で暮らす娘の千里さんから「お試し同居」の提案です。
試しに何日か一緒に暮らしてみないか?とのこと。
千里さんの事情
千里さんには10年音信不通にしたことへの罪滅ぼしの気持ちがありました。
まず千里さんが考えたのは同居ではなく近居。しかし、89歳の母親が借りられる部屋は見つかりませんでした。
そこで、「お試し」で同居することを思い付いたのでした。
お試し同居スタート
千里さんの家は東京都江戸川区。築30年のアパートの1階。40平米の2DK。
千里さん夫婦の寝室だった6畳の部屋が、教子さんの部屋となります。
同居のルールを決めます。
- テレビを見るときはイヤホンを利用
- 食事は別々が基本
お互いこれまでと同じ生活ができるよう、干渉し合わないルールです。
教子さん、見ず知らずの土地でわだかまりのある娘との同居です。うまくいくのでしょうか?
彦一郎さん大活躍
千里さん夫・彦一郎さんが、母娘の間に入って大活躍します。
- 教子さんに携帯電話の使い方を根気強く教えたり
- 電車乗換のルートを細かく調べてくれたり
彦一郎さん曰く「お母さんの場合は難しい人ではない。むしろ面白い人。(一緒に)暮らす分には自分も全然こだわらないし。何より親子が仲良く暮らせるっていうのが一番いいと思います」とのこと。
お試し同居終了
3日間のお試し同居は無事に終了します。
教子さんは、娘と同居することを決意します。
が、この後思わぬ展開が待っています…
スタジオトーク
大久保さんとマキタさんのトーク部分
大久保「彦一郎さんが思いの他よかったね。こういうときって意外と異性なのかもしれない。母娘に入ってくる異性っていいのかも」
マキタ「とはいえ2DKという間取りの中で3人で暮らす。物理的に近いとやっぱり人間同士っていうのは。俺が気になるのは夫婦間が(今後)ぎくしゃくとしてくること」
大久保「徐々にストレスになってきたりとか…」
高齢者への街頭インタビュー
Q、親子で同居、どんな問題がある?
- 気を遣う
- 生活サイクルが違う(寝る時間、起きる時間、ごはんの時間など)
やっぱり1人がいい
思わぬ展開
タイムリミットまであと2週間。
娘の千里さんは同居準備を進めています。
- 教子さんが東京で友達を見つけられるよう、高齢者が参加できるカルチャースクール(市民講座)を下見
- 自宅で使える介護用具も調べます
そんな中、教子さんが「やっぱり1人暮らしが楽しいわ」と言い始めます。
1人暮らしをしている友人
教子さんの決意が揺らいだきっかけは友人でした。
東京の千里さん宅から愛知県に戻った教子さんは、70年来の親友に会っていました。
女学校の同級生だった小林昌子さん(89歳)です。3年前に夫が逝去して、1人暮らしです。
昌子さんは子どもと同居するつもりはないそうです。
同居したら好きな食事を好きなときに食べられない、好きな時間にお風呂に入れない。
自由がなくなるのが嫌なのです。
教子さんの本音
友人の昌子さんに感化されたのか、教子さんの本音が漏れます。「1人がいい。一緒に住みたくない。誰にも気を使いたくない。自分で24時間使えるなんてすばらしい」
1人暮らしの継続に気持ちが傾きます。
揺れる教子さん
タイムリミットまであと1週間。
教子さんは、費用の関係であきらめていた老人ホームを訪問します。
このまま1人暮らしを続け、将来1人暮らしができなくなったら家を売って施設に入るというプランです。
教子さんの迷いを知った娘の千里さんは、「振り出しに戻ったって思いましたね。こっちだって決心してるんだからって。(他に)誰が来いって言ってくれると思ってるんだって話です」とちょっぴり怒っています。
教子さんは一人暮らしを続けるのか?それとも千里さんとの同居を選ぶのか?
スタジオトーク
アンケート
65歳以上の1人暮らし男女へのアンケートが紹介されます。
Q、今後の同居の意向
- 今のまま1人暮らしでよい 76.3%
- 子と暮らしたい 13.4%
街頭インタビュー
1人暮らしの高齢者への街頭インタビューです。
Q、高齢者の1人暮らしはどうですか?
- 70代女性「自分1人でがんばるから大丈夫、借金は残さないけど財産も残さないよ、その代わり今は旅に行ったり好きなことやるからねって(子どもに)言ってあります」
- 80代女性「やっぱり距離を少し置いた方がいい。外国のように、スープの冷めない距離?ちょっと近くに住んで」
- 80代女性「1人暮らしは自由です。自分が主人公です。できる限りは在宅で自分らしく死にたいと思っているので。いま(施設に入っている)夫の周りにヘルパーさんが大勢いますから、その人たちと一緒に夫のサポートしてると、これも悪くないなと思うことありますね」
教子さんの決断
タイムリミット当日
2月11日。タイムリミット当日です。
教子さんは忠夫さんの仏壇に決断を伝えます。「本当はここの家でずっと暮らしたいんだけどね。お父さんと一緒に。やっぱしちょっと、私89歳、お父さんは88歳でしょ。健康が心配だもんで。お父さんが一番かわいがっていた千里が一緒に暮らそうって言ってくれたから。決心してね。千里のとこ行きますよ。見守ってね」
選んだのは千里さんとの同居でした。
教子さんは、「1人で住んでると絶対ご近所の迷惑になるわけだから、それはやっぱり決心しなきゃいけない」「夫にずっと甘えた人生だったけど、今度は娘夫婦に甘えさせていただこうかなと。そういう人生もいいかなと考え直しました」とも語りました。
荷物の整理
教子さんは、引っ越すにあたって荷物を整理します。
愛知県の一戸建て1人暮らしから、東京の2DKで3人暮らしです。
たくさんの荷物を持っていくことはできません。アルバムも整理。昔の写真も捨てます。
教子さん曰く「1枚1枚すごく思い出がある。でも全部ゴミ。だから思い出捨てるために。いつまでも過去にこだわってはいけない。過去は過去。過去はもう終わり。89歳だけども、未来に向かって生きていきます」とのこと。
引っ越し
2月下旬、教子さんは引っ越しました。
家は売りに出し、今後の生活の備えにするそうです。
教子さんは「3人になるわけだから大変だなと思いますよ。一生懸命自分を抑えて、どれだけ抑えられるかわからないけど、でも年の功で、短い未来を東京へ行って楽しもうと希望に燃えています」と笑顔でした。
番組からの問いかけ
年老いた親の一人暮らしが難しくなった時、みなさんならどんな選択をしますか?
今回の感想&まとめ
以上、「NHKタイムリミット/1人暮らし高齢の親が迎える人生の決断!」の内容でした。
私の場合、すでに親と同居しているので親のことはあまり考えませんでした。
それよりも教子さんに感情移入。親が死んだあとの自分の1人暮らしの方を妄想しました。
- ずっと1人暮らしできたらいいけどそうもいかなくなるときがくるだろう…
- 経済的に施設は難しい…
- 同居できる子どももいない…
教子さんよりだいぶ絶望的です(笑)
40代の今のうちからできることはあるのか?
- 程よいところでポックリ逝けるようお祈りする
- 安楽死法案ができているようお祈りする
くらいでしょうか?
うそ。すみません。真面目にいろいろ考えます。
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あと思ったのは、独身子なしに限らず、年取ったら女は「おひとりさま」になる確率が高いですね。
しあわせちゃん
タコ師匠