こんにちは。うさぎん(@shiawasechannet)です。
40代バツなし独身子なしです。
美人さん
傷付いている40代独身子なし女性、いますか?
私です。結婚も出産も、深く考えないまま気づいたら40代になっていました。
子どもなし、稼ぎなし、国に貢献できていない「生産性のない人間」です。
批判されてもしょうがない…わかっちゃいるけど傷付きます。
しかし、いい年してニュースだけ見て傷付いてるのも大人げないです。
「杉田水脈議員の新潮論文」全文を読んでみました。
生産性のない人間の立場から感想を記します。
わかち合えればうれしいです、参考になれば幸いです~
- 杉田水脈「新潮論文」について、他人の感想や意見を知りたい人!
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杉田水脈「新潮論文」感想
悲しくなりました。
40代独身子なし「生産できなかった人間」ですみません。
杉田水脈議員からだけでなく、先日、子どもを3人育てている知人(シングルマザー)からも言われました。
- 「子どもを3人以上生むのは義務」
- 「子どもを3人以上生めなかった女は、税金をたくさん払わなくてはならない」
- 「子どもを産んでない女は、生きている価値がない」
申し訳ないです。
生きる価値のない人間ですみません!
杉田水脈「新潮論文」基本情報
「杉田水脈」議員について
本名 | 杉田水脈(すぎたみお) |
職業 | 衆議院議員 |
生年月日 | 1967年4月22日 |
出身地 | 兵庫県神戸市垂水区 |
出身校 | 親和中学校 親和女子高等学校 鳥取大学農学部林学科卒業 |
経歴 | 積水ハウス木造 西宮市役所勤務 政治家 |
所属政党 | みんなの党 日本維新の会 次世代の党 日本のこころを大切にする党 日本のこころ 現在:自由民主党(細田派) |
※2018年9月現在
杉田水脈「新潮論文」について
掲載 | 「新潮45」2018年8月号 |
寄稿文タイトル | 「LGBT」支援の度が過ぎる |
以下、内容の抜粋です。
この1年間で「LGBT」(L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシャル、T=トランスジェンダー)がどれだけ報道されてきたのか。新聞検索で調べてみますと、朝日新聞が260件、読売新聞が159件、毎日新聞が300件、産経新聞が73件ありました(7月8日現在)。キーワード検索ですから、その全てがLGBTの詳しい報道ではないにしても、おおよその傾向が分かるではないでしょうか。
朝日新聞や毎日新聞といったリベラルなメディアは「LGBT」の権利を認め、彼らを支援する動きを報道することが好きなようですが、違和感を覚えざるをません。発行部数から言ったら、朝日新聞の影響の大きさは否めないでしょう。
「生きづらさ」を行政が解決してあげることが悪いとは言いません。しかし、行政が動くということは税金を使うということです。
例えば、子育て支援や子供ができなカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。にもかかわらず、行政がLGBTに関する条例や要項を発表するたびにもてはやすマスコミがいるから、政治家が人気とり政策になると勘違いしてしまうのです。
多様性を受けいれて、様々な性的指向も認めよということになると、同性婚の容認だけにとどまらず、例えば兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころか、ペット婚、機械と結婚させろという声が出てくるかもしれません。現実に海外では、そういう人たちが出てきています。どんどん例外を認めてあげようとなると、歯止めが効かなくなります。
「LGBT」を取り上げる報道は、こうした傾向を助長させることにもなりかねません。朝日新聞が「LGBT」を報道する意味があるのでしょうか。むしろ冷静に批判してしかるべきではないかと思います。
「常識」や「普通であること」を見失っていく社会は「秩序」がなくなり、いずれ崩壊していくことにもなりかねません。私は日本をそうした社会にしたくありません
(出典:Skeltia_vergber on the Web>杉田水脈著『「LGBT」支援の度が過ぎる』を全文書き起こす(転載歓迎))
杉田水脈「新潮論文」考察
私はこう読んだ
記事を要約すると、
- 『朝日新聞』が「LGBT」を報道しすぎる
- だから、政治家が人気とりのため「LGBT」に配慮する
- 結果、「生産性」(子作り能力)のない「LGBT」に税金が使われてしまう
- 『朝日新聞』が多様性を容認しすぎる
- だから、「生産性」が下がる
ということでしょうか。
今回の『新潮論文』の大特集は、
『日本を不幸にする「朝日新聞」』
です。
杉田水脈議員の「原稿作成の流れ」は、
- 「朝日新聞」を叩く記事を書かなくてはならない
- 「LGBT」を題材にしよう
- 「過激な発言」で話題になればいい
と推測されます。
杉田議員は、過去にも炎上発言で注目を集めています。
今回も炎上商法の一環だったのではないでしょうか。
それにしても、人間をカテゴライズして「生産性がない」と表現してしまうのは、悲しいことです。
「生産性」とは?
そもそも「生産性」とは何でしょう?
手元の辞書には、
[生産]①(自然の形でとれるものに手を加えて)生活に役立つ品物を作り出すこと。②(作品などを)作り出すこと。
[生産性]①労働生産性②つぎつぎに作り出す性質(『三省堂国語辞典第七版』より)
とあります。
よくわかりません。
私はいま、週に2日訪問介護ヘルパーをやっています。
動けなくなった高齢者のおむつを交換したり、家の掃除をしたり、食事を作ったりしています。
高齢者が生きるために、介護保険やら何やら、多額の税金が使われています。
あとは死ぬのを待つだけの老人にこんなにまでやってあげる必要があるのか?… これからを生きる世代のためにお金や労力を使った方がいいのではないか?…
と思うことがあります。
思考的には、杉田議員と同じです。
でも、想像します。
- この人が生きてるだけで、家族はうれしいかもしれない…
- この人がこれまでがんばってくれたおかげで、私たちの現在があるのかもしれない…
- 介護や死にざまについて、後輩の私たちに学ばせてくれているのかもしれない…
私は40代バツなし独身子なしです。
子どもを生産することはできませんでした。税金もそんなには払っていません。
でも、私が生きているだけで、私の親はたぶん喜んでくれています。
私の仕事や特技が、他人の役に立ったことも、きっと少しはあるはずです。
それだって、何かを「生産」「生み出している」ことにならないでしょうか。
子どもを作ることだけを「生産性」と定義するなら、夫婦で3人以上の子どもが必要です。
杉田議員には娘が1人しかいないとの情報です。
「オマエだって生産性ないじゃないか」と攻撃されても文句は言えないでしょう。
子どもを産まない(産めない)ことを攻撃し合う社会。せつなすぎます。
日本について
うさぎん
宣言が必要なくらい、日本では「宗教」がタブー視されています。
ほとんどの人が、「生きる指針」「哲学」を持たないまま年を重ねていきます。
そこにムリが生じているのではないでしょうか。
- 「輪廻転生」というものがある
- 魂は何度も生まれ変わる
- 人がこの世に肉体を持って生まれるのは「生産性」のためではなく「魂の成長」のためである…
例えば、上記のような宗教観が、あたり前に存している社会だったらどうでしょう。
人をカテゴライズして「生産性がない」と非難するような悲しい出来事も、減るのではないでしょうか。
お互いをもっと認め合えるのではないでしょうか。
私たちに足りないのは「心の勉強」「生きる指針」なのではないか。
そんなことを考えた次第です。
なんか、怪しいまとめになってすみません(笑)
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最後に
現在の与党の方々は、「産めや」「増やせや」という発言をよくされます。
が、与党トップの安倍総理夫妻には子どもがいません。「生産性がない」と議員たちから陰で批判されているのでしょうか。
想像すると胸が苦しいです。
もっともっと、多様性が認められる、他人を思いやれる社会になるといいなあ…
うさぎん
タコ師匠